2004,7,9 なんじゃこの暑さは!
まともなことを書こうにも、頭が回らない。なんという暑さか。とても外を歩く気にならない。お客さまも少ない。真冬と同じ暇様だ。人間は、15度でも34度でもだめなんです。24度が一番なのです。なのに、ことし24度の時が何回ありましたか。数えるほどしかないです。まだ7月の始めというのに・・・・。悲しい。
しかし、昨日走って参りました。この猛暑の中を。バカじゃないのという声が聞こえてきます。ほら、あなたもそう思いましたね。そうです、自分も自分のことをバカだと思いました。(笑)家でクーラーかけてじっとしてビルーなんか飲んでいれば、猛暑なんか忘れてしまうのに。映画館かなんかにいって、じっとしていれば快適に過ごせるのに。私も朝起きた時にそう思いました。この5週間は1日も休まずに六甲へ上っていました。そろそろ、休んでもよいかな〜。なんて思っていたのもありました。しかし、しかしです。呼んでいるのです。何がって。六甲がです。家のベランダから六甲の全容が一望に望むことができます。その六甲が呼んでいるのです。私を。気が付いたら、もう有馬街道の入口まで来ていました。以前は、ここへ来るのも大仕事でした。しかし、今となると気が付いた時には、もうここにいるのです。自分の中の“走りのスタンス”が少し変わったような気がします。その気持ちがまたこんな猛暑にも走ってしまう自分を動かしていると思います。
聞いてください。驚くことは六甲は別世界だったのです。
昨日は有馬街道を走り、まず有馬へ。そしてロープウェイを使って頂上へ。六甲頂上から展望台に向かい昼をとって下りてくる。というイージーモードで完走しようと思っていたのですが。
有馬温泉でロープウェイを使ってとおもいきや。幼稚園の集団がその行く手を阻んでしまったのです。ざっと100人近くはいたと思います。1回のロープウェイに乗れる人数はというと3~40名というところでしょうか。少なくとも3回は自分が乗れないのです。つまり、ここで1時間から1時間半ぐらいは待ちぼうけということです。さて困った、と思って気が付いたらなんと、魚屋道を逆走(笑)しているのです。
以前、S氏はこの道を40分あまりで上りきったといっていました。それも、乗車してです。とてもじゃないですがこの私めにできるわけがありません。いきなり、バランスを失って転けるのがおち。しかし、上っているのです。もくもくと。何も考えずに、いけるところまでじっくりと。
途中数人のハイカーと、MTBにのって下りてくる2人連れがいました。この道でライダーに会うのは初めてだったのですが、私はいっぱいいっぱいだったので言葉もかわさずにすれ違いました。思うに、彼らは私のことをこの辺ことをしらないのでこの道を上ってきているのだな?この道は下って行くのに最高の道なのに、その道を上ってくるなんて、かわいそうなやつ。なんておもっていると、かってに想像したりしましたが。すれ違いに、なにか哀れみの眼差しをかけられているようなそんな気がしてなりませんでした。今度又お会いした時には少し誤解をとくべくじっくりとお話したいと思います。
まあ、そんなことはどうでもいいことですが、魚屋道をどんどん登ってゆくと尾根の方から雲のようなものが流れてくるのです。木立の間を物凄い勢いであっという間に暗くなって天候の移り易い山の恐さをちょっと感じながら。冷蔵庫をあけたときに来る冷気のようにサ−ッと流れる空気。1人で登ってゆくと、とても不安な気持ちになります。まだそんなに暗く無く、学生のころには幾度となく移り行く山の天候を経験しているつもりですが、それでも、なにか妙に不安になる自分がいます。
山頂尾根道に着くとそこは、雲の中でした。完璧な雲の中というのではなく雲の中に頭だけを入れているという感じでしょうか。下を覗くと神戸港が一望できるのです。標高900メートルのこの高さは丁度雲の下、目線が雲の底面と一緒になる感じです。山の稜線を流れる雲を見ていると飛行機からなにも付けずに空中へ放り出される感じになる。
気温20度ちょっとぐらいか?急速に体温が下がってゆくのがわかる。不安感をぬぐい去るかのごとく、ピッチを速めこぎにこぎまくる。また、体温が戻ってくる。展望台に着いた。もう完璧に雲の中で視界ゼロである。寒い、非常に寒いそれでも六甲ビールを片手にしている自分がいる。(笑)
長くなってしまったので、もうこの辺で止めようかと思うが、その後シュラインロードを下る初めてのコースである。しばらく走ると階段になっている下りに入るが、自動車道を渡るころから快適なワインディングになる。かなり、下りてくるとそこは灼熱の太陽が降り注ぐいつもの下界であった。先程の、寒くなるほどの世界はなんだったんだろう。
この上と下のの世界を感じることのできる限り私は六甲に上り続けるだろう。今日は、長い。長すぎる。