飛行機での輪行

飛行機での輪行が可能となると、格段とサイクリングエリアが広がります。最近の格安航空券では新幹線並み、さらにそれ以下の価格でのサイクリングができるようになりました。自転車の扱いについて以前では、航空会社によっては他の荷物と同様の扱いをされていたために、梱包も念を入れて慎重にならざるを得ませんでした。

しかし、最近では自転車の輪行について航空会社も理解を深めてきていて、慎重に扱ってくれるように変わってきているので、安心して預けることができるようになりました。

ただ、全部の航空会社がそうであるかは定かでなく、海外の航空会社に至っては以前慎重にならざるを得ません。

知る範囲での紹介ですが、国内線の場合ANA、JAL等の航空会社は無料で自転車を運ぶことができます。ただ、規定のサイズ内のものに限ってなので、そこは航空会社にそれぞれ確認が必要です。

格安航空会社ピーチ、スカイなどでは別料金が派生します。ちなみに現在(2015,7,22)では関空〜仙台は4380円がその料金です。関空〜仙台の航空料金が7000円ぐらいなので、それにプラスするとANAやJALなどの航空料金とさほど差はなくなるのですが、メリットとしてはサイズが規定されていないので、多少大きめのサイズでもOKということになります。さらに、ピーチの場合には比較的現物チェックは厳重ですので当日チェックインカウンターでは梱包が簡単に解ける状態が好ましくなります。空気圧については結構厳しいと思います。自転車の扱いは日本国内の航空会社ならばどの会社も丁寧に扱ってくれます。荷物の受取り時も、別ドアより他の荷物とは別に持ってきてくれるので、安心です。

自転車での輪行の場合には、携帯工具とかは自転車と一緒にお預けしておいた方が良いでしょう。長めの六角レンチとかドライバーなどは手荷物にすると没収される場合があります。さらに、液体物やスプレー缶は手荷物でも預け荷物でもNGなので注意しましょう。

自転車を預ける際には、搬送中の傷や破損については一切航空会社は責任は持たないという趣旨の紋々にサインをしなければいけません。ですから、傷がついては困るような機材では輪行はすべきではないでしょう。趣味性よりかは実用性を重視したほうが良さそうです。その方がストレスもなく快適なサイクリングができそうです。

各航空会社において自転車の輪行について理解が深まってきているように見えますので、安心して預けることができるものと考えても大丈夫だと思います。

飛行機での輪行で、サイクリングエリアを広げることで、新たな感動に出会うことができるでしょう。

参考:ピーチ利用の場合

関空〜仙台 往復   13,790円(往路7200円、復路5050円、その他1540円)

自転車荷物料金往復  4380円×2=8760円

               合計22,550円

空港までのアクセスとしてリムジンバスを利用する場合は、バスのトランクへの収納を考えてサドルを抜くなどして高さを低くしましょう。リムジンバスに限っては自転車の積込みはOKですが、他の一般のバスについては積込みできない場合が多いので注意してください。