案ずるより生むが易し

自転車を袋詰めにして、その大きな荷物を担ぎながら駅の中をうろうろすることは大変なことに思えますが、実はコツを掴んでしまえば、輪行はさほど大変なことではないのです。

ポイントは、

1、梱包を複雑にしない

シンプルな梱包ほど簡単でストレスを感じないで済むのです。TPOに合わせてできる限りシンプルな梱包に心がけましょう。

2、機材はひとつの塊としてしまう。

これはよくあることなのですが、市販で売られているバンドで自転車本体と自転車からはずしたホイールをバンドで固定するのですが、しっかりと固定されず擦れあっている場合が多いのです。つまり、袋の中で自転車のそれぞれが動き回って擦れ合っているのです。

そこで、私たちはある結束バンドを使います。リピートタイ(名の通り何度でも使うことのできる結束バンド)と言われる結束タイを使うのです。

これによってしっかりと固定するためにホイールを持ってもガサガサと擦れることなく、傷が付きにくくなります。これは、当店のお客様にお勧めのアイテムとして紹介しているものです。

3、5分で完了するよう段取りを考える。

自分の自転車であれば、梱包の段取りを手順として覚えこんでいれば、後は練習次第です。練習によって作業時間の速さは増してくると思われますので頑張ってみて下さい。

4、肝心な所を押さえる

運ぶのは自分なので、荷物のどの辺りが機材の重要な部分になるのかを把握しておくことです。そこさえきちっと意識できたなら過剰な保護器は必要なくなるでしょう。重要なのはディレーラー、フロントアウターギア、フロントフォーク先端ぐらいでしょうか?

以上、梱包を簡便にストレス無く行うことができるようになると、輪行は俄然面白くなります。